相手が返球しづらい滑るボレーでポイントゲット

滑るボレーでポイントゲット フォーム

雨が降る季節ですね。雨の降った後にテニスの試合が始まったり、前日が雨でコートが濡れた状態でテニスの試合が始まる時ありますよね。テニスコートが濡れている状態で試合が始まるサーフェスといえば、オムニコート(人工芝コート)です。日本にしかない独特のサーフェスですね。雨が降った後に試合を行うと、ラリーをしている時に1バウンドしたらボールがイメージ通りの跳ね上がり方をするのではなく、イメージの半分ぐらいの跳ね上がり方で自分に向かってくる程、スピードが上がって滑って来るのです。ボールが滑る原因は雨が降ることによって、人工芝とボールの毛が絡まないからです。

これは天候によって1バウンドした後に滑るボール、いわゆる変化があるボールを相手から打たれているのですが、自発的に引き起こしたわけではありません。実は天候は関係なく、自ら1バウンドした後のボールを変化させて滑らす事は可能なのです。

今回のレッスンでは1バウンドした後のボールを自ら変化させて、相手がいつも返球しにくい状態になるようなショットをボレーで打てるようにしていきましょう。

コートマジシャン
コートマジシャン

今回のレッスンはかなりの高等テクニックを教えるよ。しっかりと覚えて試合で滑るショットを使えるようにしよう!

体重移動を使って、ボールを押して打とう

ボレーを打つ動作の中に踏み込むという動作があります。

右利きのフォアハンドボレーならば、右足を出すと同時にラケットをセットして、ボールをラケットで打つと同時に左足で踏み込みです。

左利きのフォアハンドボレーならば、左足を出すと同時にラケットをセットして、ボールをラケットで打つと同時に左足で踏み込みです。バックハンドボレーをする時は右利きも左利きもセットと踏み込みは反対の足になります。

ボールをラケットで打つと同時に行う踏み込むという動作が、1バウンドした後にボールが滑るショットを打つ方法の1つになります。ただ単に踏み込むだけでは全くボールは滑る事がありません。相手にしてみれば、凄く打ちやすいバウンドに変わるでしょう。

踏み込みの動作を行う時に腰が、ボールとラケットが当たる場所(インパクトポイント)をしっかりと通過するように踏み込んで下さい。そうすると、ガットとボールがくっついている時間が長くなるのです。

ガットはネットのように包み込んで、トランポリンのように物体を反発させる性質があります。

ガットがボールを包み込んでくっつてる時間が長ければ長いほど、反発の強さも上がります。

体重移動をしっかりと行うと、ガットがボールを包み込む時間が長くなるので反発も強くなり、バウンドした後に重たくて滑るボールのショットになるのです。

テニスをしている人達の中では、このように踏み込む事によって、体重移動をしっかりと行い、反発力を上げて打つ打ち方をボールを押すように打つと言います。ボールを押して打てるようにしてみてください。

アンダースピンのデメリット

この前レッスンでさ、1バウンドした後に滑るショットを打つ方法はカットしてスライスのように打てって言われたんだけど。

私も言われた。カットしないと滑るボールにならないから良いボレーじゃないよって言われたよ?

1番良く聞く会話ですね。多くのテニスコーチのレッスンで必ずボレーの練習をする時に言われる言葉は次の言葉です。

「アンダースピンを使わないと滑るボールのボレーは打てないよ!」

アンダースピンとは逆回転の事ですね。確かにアンダースピンをかけて、低いボレーをすると滑る事には間違いないのですが、実はアンダースピンをかけなくてもボレーは滑るのです。アンダースピンをかけてボレーをするという事は様々なデメリットがあるのです。次からの説明で理解しておきましょう。

ストロークの種類でスライスを打つ時に使われる回転がアンダースピンです。アンダースピンを使うと低い軌道で打ったボールがコートに入った時、1バウンドした後はボールが滑るのです。

ですが、少しでも打ったボールの軌道が高くなってしまった場合、1バウンドした後は高く跳ね上がり、速度が落ちて戻ろうとします。

つまりその場で止まるようなバウンドになるのです。ストロークの種類でドロップショットを打つ時には、軌道が少し高く1バウンドした後に止まるショットを使う為、アンダースピンが必要となります。

では、ボレーならどうでしょうか?ボレーを打つ時にアンダースピンをかけようとすると、スイングの幅が足りなさすぎます。アンダースピンは相手のボールのスピードを借りて打つ、もしくはラケットを振る事によってガットの上を転がして打たなければいけません。

自分がストロークでスライスを打つ時は、相手のショットもスピードが速い可能性があり、ストロークだからラケットを振る幅が確保されています。どちらも条件を満たしていると言えるでしょう。

ボレーに関しては、相手の返球スピードは確かに速い可能性はあるかもしれませんが、スイングする幅がありません。ラケット面をボールが転がるラケットのスイング速度もなければ、返球スピードが速すぎて転がり過ぎてフレームに引っ掛かってしまう可能性があります。

コンチネンタルグリップでボールをフラットに当てよう

滑るバウンドのボレーを打ちたいならば、ボールに対してラケットの面を真っ直ぐ当てる、つまりフラットに当てる事が凄く大切です。特にグリップに注意が必要です。コンチネンタルグリップ(包丁握り)でボレーをしていると思いますが、何故ボレーをする時にコンチネンタルグリップじゃないといけないのかがフラットに当てるボレーをする事によって、理解出来るはずです。

実はコンチネンタルグリップはラケットの面を相手の方向に向けやすい握り方になっている為、フラットに当てやすいようになっているのです。ほんの少しだけラケットの面が上に向くような握り方なのですが、ほぼフラットです。そして手の甲でしっかり押してボレーができるので、相手のショットに押され負けする事もありません。

押すボレーをしているという事は先程の体重移動の話と同じようにボールをラケットで押している状態が出来ているので、バウンドした後に滑るボールが打てているというようになります。

アンダースピンという言葉は一旦忘れて、フラットを打つと覚えておいてください。

背筋を伸ばして身体の軸をキープしよう

体重移動とフラットに打つという2つの条件が整うと、凄く良い滑るボールが打てるようになるのですが、1つ困った問題があります。体重移動と相手に押され負けしないようにフラットに押し込むという2つの動作は前に行く動作ばかりなので、頭が下がってしまってバランスが崩れてしまう事があるのです。

頭が下がってしまうと身体全体が傾いてしまう為、単純にラケットの面が下を向いてしまうのでネットにかかる可能性が高いのです。頭が下がる状態を無くす為には、背筋を伸ばす事を意識すると改善出来ます。

背筋はいつ伸ばしたらいいんだ?打つ時か?打ち終わり?

背筋は最初のスプリットステップ、つまり相手がボールを打って来る時に準備するレディポジションの時から背筋を伸ばさなければいけません。最初から背筋を伸ばす意識をしていると、ボールを打つ時から打ち終わりまでずっと背筋が伸びた状態をキープ出来るでしょう。

意識してやってみると、下のお腹(丹田)に力が入っているのが良く分かる事と、ボレーを打つ時に普段と身体の感覚やバランスが違う為、違和感を感じると思います。それで正解です。

背筋を伸ばす意識が無くなってしまうと、普段と同じ感覚でボレーをしているでしょう。普段と同じ感覚という事は打つ時に普段と同じ通りのバランスをキープしてしまっているので、頭が下がった状態をキープしている事になるでしょう。少し苦しい部分があるかもしれませんが、しっかりと背筋を伸ばして、ボレーを打った後にもすぐに準備が出来るぐらい正しい姿勢をキープ出来るようにしてください。

まとめ

ボールを1バウンドした後に滑らすショットを1つ打つのに、3つの注意点がありました。

・体重移動をして、ボールを押して打とう

・スライス回転ではなくフラット回転のボールを打とう

・背筋を伸ばして身体の軸をキープしよう

凄く大変な注意点ですが、この3つの注意点を意識する事によって簡単なボレーのショットが、強力な武器に変わります。普段のショットが武器になると、これは物凄く試合運び(ゲームメイク)がしやすくなるという事です。1バウンドした後に滑るボールを打つという事は、相手が凄く返球しにくいのです。

相手の打点(ヒッティングポイント)が低くなり、フレームに引っ掛けたりチャンスボールを打ってくれる可能性が高くなるので、そこを一気に攻撃して試合に勝てるようにしましょう。

戦術や戦略を練る事も凄く大切ですが、1つのショットの質を上げる事によって相手の返球があまくなるので、ショットの質というのも凄く大切なのです。

今回のレッスンで学んだ事は高等テクニックですが、自分が落ち着いて打てる時に練習してみてください。少しでも対戦相手より優位に試合が運べるように頑張りましょう。

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